旅館の一日は、仲居さんが居なくては成り立たない

旅館には仲居さんが不可欠

旅館のお仕事にはいつも仲居さんが活躍しています。
仲居さんのお仕事を中心に、旅館のお仕事事情を解説します。


旅館とホテルの違いは仲居さん

旅館とホテル、もてなし方にはさほど違いがないように思いますが、定義はかなりちがうのです。
定義づけの違いをひとつ取りあげて言うと、ホテルは主に洋式の構造を持つ施設で、旅館は主に和式の構造を持つ施設、とされています。

和室が多い旅館は、言うまでもなく寝具は布団を敷いて寝ることがほとんど。
また、部屋で食事をするスタイルが強く根付いています。
旅館で働く仲居さんたちは、布団の上げ下ろしや配膳という仕事がある分、ホテルで働く人よりも体力的な面で重労働と言えます。


仲居さんは必要不可欠

通勤して働く仲居さんも居ますが、現在でも住み込みの仲居さんは多く存在します。
働く旅館や勤務形態、シフト等にもよりますが、旅館では車での送迎や調理すること以外の仕事は、ほぼ仲居さんのお仕事。
宿によっては、清掃係を別で雇用しているところもありますが、客室のメンテナンスや清掃は基本的に仲居さんのお仕事です。
旅館の一日は、仲居さんが居なければ成り立ちません。


一日のお仕事とは

仲居さんの朝はとても早く、着物に着替え、朝食の配膳準備をすることからスタート。
8時頃~10時頃は、チェックアウトする宿泊客のお見送りをし、館内や客室の掃除を始めます。客室の備品、お茶菓子のセッティングや冷蔵庫内の管理、花瓶の水の交換、畳の拭き掃除などもします。

朝礼や休憩を挟み、午後はチェックインする宿泊客のお出迎えや荷物運び、客室案内をします。
その合間に夕食の配膳準備や盛り付けをし、宿泊客が要望した時間に客室まで夕食を配膳します。
夕食の片づけをしたら、宿泊客の邪魔にならない時間帯を見計らって、布団を敷き寝具の用意をします。そして、翌日の朝食準備をして一日が終わるそうです。

その他にも、仲居さんは宿泊客と旅館をつなぐ大切な役割を果たすため、常に細心の心配りをしています。
旅館に宿泊する機会があったら、お世話になった仲居さんには心付けを渡しても良いかもしれません。
休憩の時のお菓子代などに充てることが多いそうなので、小額でも「お疲れさま」と気持ちを込めて渡すと喜ばれることでしょう。